Linux Mint 17 で久しぶりに Skype 4.3.0.37 を使おうとしたところ、通話途中でいきなり切れて、その後はサインインすらできなくなる事態に見舞われた。 これはもしや、旧バージョンの設定ファイルが悪さしているのかと思い捨てるも治らない。 よもや新種のウイルスにでも感染したのではあるまいか、はたまた ID が乗っ取られたのではあるまいなと公式サイトにログインを試み、杞憂に胸を撫で下ろす。
なれば、OS と Skype のバージョンが合わないことが原因であろうかなと、 アンインストール&再インストールするや、呆気無くサインインできた次第だが、 何やら違和感があると思ったら、起動時の「ぐにゅ〜ん、ぽん!」が聞こえない。 ああ、これはサウンド設定だったなとオプションを確認するも、 マイク、スピーカー、呼び出し音の何れも「Virtual Device」しか選択できなくなっている。 ああ、これは深みに嵌る予感かなと、投げやり気味に検索を始めれば、出るわ出るわの類似問題。 例の如く、「できました!」と「できませんでした…」の相克が今尚続く始末に辟易しながらも、もう片っ端から試すしか無いという暗中模索の覚書。
手っ取り早く結論から述べれば、「Linux Mint 17 64bit に Skype をインストールしたら、32bit の PulseAudio も一緒に入れてね♥」って事でした。めでたしめでたし。
できましたの例
1. 端末を開き、下記を入力
sudo apt-get install libpulse0:i386
2. Skype を起動。アイコンを右クリック(またはCtrl+O)して「オプション」を表示。 「サウンドデバイス」メニューにて、マイクとスピーカーを「PulseAudio」に設定。
3. もし音声が出なければ、Linux Mint の「サウンド」を確認してみる。
できませんでしたの例
PULSE_SERVER=127.0.0.1 skype
sudo apt-get install --reinstall linux-image-$(uname -r)