更新 2018.4.25 10:21閲覧 35106

GIMPでの1bit(白黒2色)画像の作り方

特許庁に電子出願する際、実用新案では図面を添付することが必須となる。2006年4月現在、インターネット出願ソフトのバージョンは、[i1.23] であるが、このソフトが曲者で、白黒2色以外の色が含まれる画像を一切受け付けないという頑固者だ。つまり、アンチエイリアスや影のグレー部分があってはならないということだ。Adobe系ならば保存時に2色を選択できるが、GIMPでは若干異なり、保存前にインデックスカラー変換から『白黒(1-bit)パレットを使用』を選択しなければならない。但し『白黒(1-bit)パレットを使用』のみ適用させた場合、グレー部分を白にするか黒にするかは蓋然性によって決定される為、描画される線の太さにバラツキが出てしまう。そこで、均一な太さの線を得る為には『しきい値』を変更する必要がある。以下、覚え書き程度に纏めてみた。(作成日: 2006年4月25日 (火曜日) 12:45:01 AM)

1bit(白黒2色)画像とは何か

通常作成の画像

アンチエイリアスが掛かり、グレーの部分(赤丸)がある。

1bit(白黒2色)画像

アンチエイリアスが無く、白黒2色のみで構成されている。
『白黒(1-bit)パレットを使用』のみ適用している為、線の太さにバラツキが見える。

線にバラツキがない1bit(白黒2色)画像の作り方

元画像

1. 「道具/色ツール/しきい値」を開く。
2. デフォルトのしきい値は「黒127、白255」になっているので、必要に応じて適宜調節する。
しきい値を「黒43、白255」にすると、左図のようにアンチエイリアスが無く、線の太さがほぼ均一に変わる。
3. 画像作成後、「画像/モード/インデックス」を開く。
4. カラーマップ「白黒(1-bit)パレットを使用」を選択。OKをクリック。

5. 特許庁に電子出願する際はGIFで保存する。恐らくこれで画像に関しては大丈夫だろう。

追記。特許が通ったのでこの方法で問題無いことが判明した。一安心。