更新 2025.6.9 16:51閲覧 25

泣く泣くスマホを購入したPCユーザーが最初に設定すること

2025年春以降に顕著となった証券会社アカウントを不正利用される事案のせいか、PCのブラウザで金融機関を利用する際にも「あなたのスマホを登録してね!」というおかしな事態になっている。 いやだってセキュリティ対策バッチリのPCより、スマホのアプリの方が怖いだろうが…と常識的に考えれば分かるのだが、気づけば「スマホを持たずんば人にあらず」みたいな世界に。ホラーである。 そのため断腸の思いで格安スマホとSIMを購入したものの、スマホ絡みの概念や最低限の設定がよく分からず、絶望的な気持ちになりつつAIに尋ねまくり、ようやく「なんとなくできた…かな?」となったので分かった範囲を覚え書き。 間違っているところがあればコメントかメールもらえると嬉しいです。 1.基本的な用語と概念の解説。 ・スマホとSIMの関係  スマホ(スマートフォン) → 無線LAN対応の小型端末。電話ができる。インターネットも。  SIM → スマホに入れる電子チップ。電話番号が登録されている。個人情報もたくさん。 ・PCとスマホの違い  PC → 使う人のスキルによって、OSを選んだり望む機能を入れたりセキュリティを強化したりとカスタマイズできる。  スマホ → 西側だとiPhone(Apple)かAndroid(Google)という二択。カスタマイズは難しいが不可能ではない。 ・インターネットを利用する方法  PC → プロバイダと契約してルーターを入手。ルーターとPCをつなぐ。ルーターを初期設定のまま使ってはいけない。  スマホ → SIMを入れると「モバイルデータ通信」という方法でインターネットを使えるが地雷。Wi-Fiに繋げばインターネットの接続も楽だが、野良Wi-Fiや誰のものか分からないWi-Fiは超地雷。クレイモアは常に自分を向いているのはCoD4MWの名言。 ・抑えておくべき用語 ・モバイルデータ通信 … カネのかかるデータ転送の仕組み。遅い。沢山使うと電話会社が儲かる。 ・Wi-Fi … プロバイダで契約した範囲で使えるデータ転送の仕組み。割と速い。使い倒せ。 ・光回線 … 元国営企業が国内に張り巡らせた情報伝達網。速いが匿名性は低い。 ・MACアドレス … PCやスマホの識別番号みたいなもの。プロバイダや電話会社が提供している。 ・機内モード … スマホに搭載されている無線通信を一括カットする機能。 2.セキュリティを重視したい人向け、PCの使い方。 1. インターネットを使うなら、プロバイダを契約し、無線と有線が使えるルーターを購入。 2. PCのOSはLinux推奨。Windowsを使う場合はインターネットに接続しない方が安全。 3. PCとルーターをつなぐ時は有線の方が安全。 4. 家の中で無線LANを使う場合はルーターの設定や接続状況のチェックをこまめにしないと危険。 3.セキュリティを重視したい人向け、スマホを買って最初にやること。 目標 Wi-Fiを設定してOSの最新版にアップデートすること。    ※モバイルデータ通信でアップデートするとカネと時間がかかりすぎるため。 手順。 1. 最初にスマホを起動したら、設定画面でモバイルデータ通信とBluetoothをオフにする。   ※Bluetoothを使うにしても最新OSで使おうね。 2. スマホの設定から「デバイスID」や「Macアドレス」という箇所を探してメモする。   →「XX:YY:ZZ:AA:BB:CC」みたいなヤツ。英数字。 3. ルーターの管理画面にログイン。   →MACアドレスを設定する箇所を開く。   →スマホのデバイスID(「XX:YY:ZZ:AA:BB:CC」)を入力。許可しておく。 3. ルーターの無線LAN設定をメモして再起動。 4. スマホの設定で「Wi-Fi」を探してONにする。「新しいネットワーク」を選択。   →設定画面でルーターの無線LAN設定を入力。    ・ネットワーク名 → ルーターのSSIDを入力    ・セキュリティ → 「WPA/WPA2 PSK」を選択。     ※ルーターで指定した暗号化の方法。人によってはWPA3になるかも。     ※「IEE802.11認証」という項目で表示されていることもある。    ・パスワード → ルーターの「WPA事前共有キー」を入力    ・プロキシ → なし ※人によっては設定。    ・IP設定 → DHCP    ・プライバシー → 「デバイスのMACを使用」を選択。 ←重要!!   →設定したら、スマホ画面右上の「✓」を触る(タップする)。   →スマホ画面左上の「←」で戻ると、Wi-Fiが繋がっている。多分。    ※Wi-Fiが繋がらないときは、スマホを再起動する。 5. Wi-Fiが繋がっているのを確認したら、OSのアップデートをかける。   ※けっこう時間がかかる。モバイルデータ通信だと軽く1GBを超えるので注意。 6. OSのアップデートが終わったら、不要なアプリの削除や必要な設定などを行う。 7. 外出中にスマホでインターネットに接続するときはモバイルWi-Fiルーターを使う。   ※プロバイダと契約内容によっては有線ルーターのSIMカードを入れ替えれば使える。 8. 電話をかける時は、設定画面でモバイルデータ通信をONにしてから通話する。 9. スマホを使わないときは、ボタンを長押しして電源を切っておくこと。 ■なんでこんなことするの? AIは「"デバイスのMACを使用"は使うな」って言ってたよ? AIの言うことを無条件で信じるんじゃねえこの情弱(以下略) スマホでWi-FiをONにすると、使えそうなネットワーク名が大量に出るが、誰がどんな目的で開放してるか分からない。 スマホには個人情報が大量に含まれる。そしてちょっとしたセキュリティホールから情報がダダ漏れになるので、自分で用意したWi-Fiルーターの方がまだ安全である。 もちろん、安全と分かっているネットワークなら使って良い。誰がどのように管理してるか分かればの話だが。 4.セキュリティを重視したい人向け、必要な時だけWi-Fiで接続する方法。 1.設定で「機内モード」をONにする。 2.設定で「Wi-Fi」を探してONにする。  これでWi-Fi環境でのみデータ通信ができるようになるらしい。  ※スマホはデータ通信が機能していると常に電波を探し続ける。するとバッテリーを消耗するし、無駄な情報がダダ漏れになる危険性が高くなる。 ■追記。 これで黄金週間が潰れた。

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